大日本帝国の銀河

あけましておめでとうございます。 今回は以前紹介した「星系出雲の兵站」の著者、林譲治の新シリーズ、「大日本帝国の銀河」を紹介しようと思います。 始まりは昭和15年6月、秋津俊雄は電波兵器の研究を名目に和歌山県で電波天文台の建設に取り組んでいました。その背景には以前の日食の際にオリオン座方向から波長21㎝の指向性の高い電波が検出されたことがありました。そんな中、秋津は中学時代の同級生で海軍に所属する武園に連れられ、自身は火星から来たと主張する火星太郎なる謎の人物と彼が乗ってきた未知の大型四発機を見せられます。 それからしばらくしてに交戦状態にあるドイツとイギリスでも似たような大型四発機が出現、そして射殺された四発機の乗組員を解剖した結果、肉体の内部構造が人間とは異なることも見いだされます。 林譲治はもともと架空戦記でデビューし、第2次世界大戦での日本軍の兵站についての本も出版しているなど、第2次大戦には造詣の深い人物です。今回始まった新シリーズは元から得意である架空戦記に星系出雲の兵站でも描いたたようなファーストコンタクトをミックスした得意分野を集めたようなSFなので今後の展開に期待が持てます。 第1巻の時点で異星人について様々な謎が提示され、また歴史も彼らの干渉によって異なる道を歩み始めます。正直僕はこの時期の歴史についてはあまり詳しくないのですが、ミリタリーや歴史好きな人であれば僕よりもさらに楽しめると思います。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08R9X5ZLT/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tkin_p1_i0www.amazon.co.jp