本紹介-スチームパンク

歴史改変SF パヴァーヌ

キース・ロバーツ著の小説、「パヴァーヌ」を読んだ。 www.chikumashobo.co.jp パヴァーヌとは16世紀ヨーロッパの行列舞踏のことらしい。 ja.wikipedia.org 16世紀にエリザベス女王が暗殺されスペイン無敵艦隊によってイギリス、欧州全土がローマ法王の支配…

ペルディート・ストリート・ステーション

特集を完結させないままなあなあで終わるのもよくないので今回「ペルディート・ストリート・ステーション」を紹介してスチームパンク特集を終わりにしようと思います。 さて、ペルディート・ストリート・ステーションは僕がスチームパンクの中で一番紹介した…

スチームオペラ

一日空いてしまいましたが第5回はミステリとスチームパンクを掛け合わせた一編、「スチームオペラ」を紹介しようと思います。 蒸気機関が発達した世界、エーテルが実在しそれを利用した空中船が空を飛ぶ巨大都市、そこではエマという少女が高名な冒険家であ…

リヴァイアサン:クジラと蒸気機関

第4回は「リヴァイアサン:クジラと蒸気機関」から始まる三部作を紹介しようと思います。 遺伝子操作された生物を産業の基盤とするイギリスやフランスを中心とした「ダ―ウィニスト」、蒸気機関やディーゼル機関を駆使するドイツがメインの「クランカー」の二…

屍者の帝国

第3回は伊藤計劃と円城塔の共作、「屍者の帝国」を紹介したいと思います。 ヴィクター・フランケンシュタインによる死者蘇生技術が一般化し、死者が一般艇な労働力として使われるようになった時代、ロンドン大学の医学生、ジョン・ワトソンは政府の諜報機関…

大英帝国蒸気奇譚

第2回はスチームパンクとタイムトラベル、パラレルワールドを組み合わせたSFシリーズ、「大英帝国蒸気奇譚」を紹介したいと思います。 この小説は「バネ足ジャックと時空の罠」「ねじまき男と機械の心」「月の山脈と世界の終わり」の三部、すべて上下巻に分…

ディファレンス・エンジン

第1回はサイバーパンクの創始者、ウィリアムギブスンと同じくサイバーパンク小説の名手、ブルース・スターリングの共著「ディファレンス・エンジン」です。 チャールズ・バベッジの解析機関、と言えば皆さん一度は聞いたことがるかもしれません。いうなれば…