宙へ参る

なんかそういう気分なので今日は漫画の紹介をします。 今回紹介するのはSF漫画、「宙へ参る」です。 脳以外何でも交換できる時代、脳の病気で死んだ夫の葬式を上げた鵯ソラは夫の遺骨を義母のいる地球へと持っていくためスペースコロニーから地球への旅行を始めます。しかし彼女のプログラミング能力はなぜか異常に高く、最高度のセキュリティの宇宙旅客船スペースコロニーの管制に侵入できてしまいます。そして彼女の旅の途中で周りでは様々な人の思惑が入り乱れ始めます。 ここまで書くとサスペンスやアクション漫画なのかと思われるかもしれませんが、基本はスペースコロニーがいくつもあるほど宇宙技術が発達した時代での旅行物語です。彼女の周りで暗躍する人々も知的好奇心で行動しているため(公安もでてきますが)、今のところ本格的な戦闘シーンなどはありません。まだ連載途中の作品ですので今後どうなるのかはわかりませんが、とある秘密を抱えながらも飄々と旅を続ける、独特で癖になる雰囲気を持った作品です。 またあちこちで挟まれる旅の一コマを描いたほとんど一話完結の話も、それぞれが未来世界に生きる人々や人でない存在たちの思いを絶妙に切り取っていて、不思議な味わいがあります。 現在単行本1巻が発売されており、連載しているものは以下のリンクから見れます。残念なことに更新が遅く数か月に1話読めればありがたいのですが、皆さんもぜひ気長に待ってみてください。 to-ti.in https://www.amazon.co.jp/dp/B084QJGSVH/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1www.amazon.co.jp